#14 最近iOSアプリのデザインで使った欧文書体
この記事は UI Design Advent Calendar に参加しています。
#1 『POP』
#2 『UIデザインとワーディング』
#4 『UIデザインについての効率良い情報収集』
#5 『AndroidデザイナーのためのiPhoneアプリ』
#6 『App Store Marketing Guidelines』
#7 『Photoshopを使ってデザインカンプからちょっと便利なアニメーションを作る』
#8 『コスパを重視した、モバイルアプリ(サイト)のデザイン制作フロー』
↑記事を書いてくださった方がいらっしゃいました!ありがとうございます!
#9 『ターゲットサイズについて』
#10 『今だからこそ覚えておきたい、4インチ未対応の素敵なiPhoneアプリ』
#11 『小ネタ:Apple製で唯一スライドメニューを使っているアプリ』
#12 『2013年に発売されたUIデザイン関連書籍まとめ 24冊(+洋書15冊)』
#13 『モバイルアプリとかスマホの変遷ってモビルスーツに似てる気がする』
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実家に帰ってのんびりしてたら
・マウス忘れたからRhinocerosうまく使えない
・Android忘れたからBriefs確認できない
という事態に陥ったのでライトなネタを。
iOSは他のモバイルOSに比べると標準で搭載されている書体の数が豊富で、海外のアプリを見ると気軽に使われていたりします(欧文書体は容量軽いので埋め込んでるほうがメジャーな気もしますが)。
和文書体は残念ながらゴシック体と明朝体の2種類しかありませんが、たまには欧文書体で遊んでみるのも面白いですよ。ということで、今年業務で使った書体を中心にいくつか紹介したいと思います。
Arial Rounded MT Bold
何だかんだで重宝した書体です。丸みを持った書体ってこれくらいですからね。
Boldしかないのが残念だけど、数字だけ使うとか、アプリの性格に合わせて試しに合わせてみると意外とよかったりします。
Avenir Next
割と欧文が前面に出てきて且つシステムフォントよりも気持ちかっこよさめにしたい時なんかに使います。Helveticaよりも未来っぽさがありますね。
ちなみにiOSにはAvenirも搭載されています。
Avenir / Avenir Next — Adrian Frutiger氏による洗練されたモダンなサンセリフ書体 - フォントブログ
ChalkboardSE
漫画っぽいくだけた性格のアプリとの相性がよいです。
数字だけですが、実際の業務でも使用しました。直前まで「Chalkduster」「Maker Felt」と迷いましたが、崩れすぎない読みやすさ、アプリの全体のスタイルを考慮してこれにしました。
今更説明する必要もない有名書体ですが、これもやはり外せないよねということで。
とは言え癖の強さもあるので、おいそれとは使えないなあと思っています。
それこそ、Futuraを使うならそれに合わせたスタイリングにする必要があるくらいに。
余談ですが、いくつかの書籍を読んでいた影響で「Futuraはドイツで忌み嫌われている書体」だと思っていたのですが、どうやらそれはガセのようで。
チヒョルト著『書物と活字』の日本語版について | Just Another Blog
なかなか日本語を使っていると他の書体を使う機会には恵まれませんが、書体を使う面白さがアプリでも広がってくれるといいなあ、と思います。
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