Bamboo Spark買ったぞい【2015-11-21追記】
製品発表された時から欲しくてたまらない気持ちでいたWacomのBamboo Sparkが届きました。
「爆竹」って略称が流行ったらいいなと思ったけどたぶん誰も使わなそうやな……
ワコム Bamboo Spark with tablet sleeve CDS600PG
- 出版社/メーカー: ワコム
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: Personal Computers
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ざっと仕様をおさらいすると、
- 紙に書いた筆跡がデジタルデータとしてスマホに保存できる。
- 紙は専用用紙を買う必要はなくて、A5サイズで厚さ5mm以下の束なら何でもOK。
- ペンはSpark専用のものを使う(ボールペンなので芯は交換可能)。
- 筆圧は1024段階。
- サイズは折りたたんだ状態で約 206 x 253 x 30mm。A4用紙の縦幅が低い or iPad Air 2よりちょい大きいという感じ。
- 重さはいちばん軽いモデルで535g。
- 2.5時間の充電で8時間駆動。端子はmicorUSB。
こんな感じ。
iPad Air 2とペアで使うモデルとかもあるのですが、総重量で1kgいきそうだし紙使ってる時はiPad使わんし…ということで最軽量のやつにしました。
惚れたポイント
個人的に一番のポイントは、やはり紙が自由に使えることで、従来品だと専用の用紙を買わないといけなかったりとか、逆に用紙が自由な製品だとスキャナをPCと接続して…っていう手間があったりで、その両方がいい感じに解決されてるのが素敵だなと。
人によって罫線付きがいい、グリッドが好きだ、いやいや無地こそ最高、と好みがありますから、これだけで買う価値があると思っています。
反面、文字認識機能がなかったりと、従来品にできたことができない場合もあるので、そこは気をつける必要がありそう。
頭がいいのが、別に手元にスマホがなくても適宜Sparkに付いてる同期ボタンを押しておけば、スマホとペアリングされた段階でボタンを押したタイミングタイミングでちゃんと同期がされます。なのでスマホ忘れてきちゃった、なんて時でも大丈夫(Spark本体には100枚分までデータが溜められるそうです)。
ちなみに当たり前のことですが、Spark本体の電源をオフにしたまま書いちゃったところは同期ができません。小さなスライドスイッチが下部についてる格好になるので、時たま忘れそうです(すでに今日1回忘れた)。
見た目について
外装の素材はスベスベで、例えるならビジネスバッグっぽい。鞄に雑に入れた時にどうなるかがちょっと分からないですね。すぐ傷ついたしないといいのだけど。ゴム製のバンドは交換可能なのが嬉しい。
ペンについて
専用ボールペンは「専用って言ってるくらいだしゴツかったらどうしよう」と心配してましたが、握りやすいし軽いしで特に問題には感じません。なお、芯はWacomのペンタブと同様に取り外しリングでエイヤッと抜く方式です。
インクの乗りはあまり好きではなかったので(書き始めが掠れる)、手元にあったLAMY 2000からゼブラの4Cリフィルをぶっこ抜いて交換しました。
さてじゃあ実際に描いたらどうなるの?
というわけで
普段自分がよく描く感じでダミーを描いてみました。そして!これが!
こうなっt……ヴェエエエェェェ!?!?!?!?
なんだこの某画伯みたいな筆跡!?!?!?!?
これは……あれですね……どういう風に描こうかペンを空中で迷わせてた軌跡が拾われたみたいですな……(ペンタブ使ってる人なら分かるハズ)
思わぬところで弱点を見つけてしまった。描かない時はそれなりの高さにペンを持っていかないとこうなるってことですね!!
気をつけなくちゃ……
まあそこのところを抜きに話をすると、データはJPGかPDF、もしくは.willという拡張子でエクスポートが可能です。1024段階ということもあり、拡大にも耐えられるので、例えば手描きアイコンをベクターデータで取り込んでIllustratorで清書、なんてことも可能です。
また、筆記順を記憶してくれるのも特徴で、途中段階で保存するとか、反対に別データ同士を結合してくれたりもできます。1枚の用紙であれ描いて同期、これ描いて同期、で別データとして保存されたやつを1枚分に収めてくれるわけですね。
用紙の替えについて
仕様にも書きましたが、Sparkが許容できる紙束の厚さは5mm。これは約A5用紙50枚分に相当するとのことです。
で、ここで問題なのが、Sparkのリフィルとして理想的なのは
- 言わずもがなA5用紙である
- 約50枚で1パッケージ
- 用紙がバラバラではなく、まとまっているタイプ
- 且つ、台紙がある
- そして、1枚1枚が切り離しやすい
の条件を満たすものになりそうです。
いや、もちろん好きな用紙を使ってもいいのだけど、紙を固定する手段としては、最初からまとまっているやつを使うのが効率が良いような気がします。
また、描いて埋まった用紙をそのままにしておくのも次の紙に描くのが面倒ですし、ピリリと切り取って横のポケットにシュッとしまえると素敵ですね。
用紙に関しては文具店で物色して良さ気なやつを見つけようと思います。
というわけで、まだちゃんと使ったわけではありませんがざっくりレビューでした。
途中アレな面も見えましたが、それでもやっぱり欲しい人にとってはたまらんガジェットなのではないでしょうか。気が早いですが、次世代モデルも今から楽しみです。
ワコム Bamboo Spark with tablet sleeve CDS600PG
- 出版社/メーカー: ワコム
- 発売日: 2015/10/16
- メディア: Personal Computers
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【ここから追記】
迷い線の件、どうも替芯を付属以外のものにしてしまったのが要因のようです😂
確かに、付属の芯であれば問題なく線が描画できました。
……で、ここからは正直情けない話なのですが、ワタクシ、Sparkを購入一週間で壊しました汗
正確には付属していたペンです。↑で迷い線が出たことにより「だったらもう少し芯が飛び出るようにすれば大丈夫なのでは?」という考えに至り、ティッシュを奥に詰めるというアホなことをしてしまいました。
はい、案の定、奥に詰まって取れなくなりました。しかも詰めすぎてシートとペンの距離が離れすぎて線を認識しなくなったっていうね。。
さらにアホなことに、ティッシュだったら濡らせば取れるんじゃないか?みたいな思考に陥り水に漬けたんですね。
はい、案の定ペンそのものが認識されなくなりました涙
本当、焦りましたね。買って一週間ですよ。新商品。冷や汗が出ました。
申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、正直にワコムさんのサポートセンターさんに事情を説明して、ペンを送ることにしました。ちなみにこの時、最初に電話で問合せをした後にメールフォームから修理依頼を送ったのですが、返信が来たのが一週間後でした。。
メール送っても全然音沙汰がないので再度電話をして、自然発生ではなく保証範囲外の行いをして破損させてしまったことを報告しましたら「では製品をお送りください」とのこと。ただ、本体は別に何ともなかったので「ペンだけでもいいですか?」と確認してみたところ大丈夫ということで、ペンだけ修理センターに送らせて頂きました。
まあ自己責任だし修理代で5,000円くらい掛かっても仕方ないよな……
と思っていたのですが……
なんと後日、本体ごと新品で戻ってきました
別の意味で焦りましたが、添付書類を読むとどうやら送付ミスではない様子。
つまり、手元には
問題なく使えるSpark本体が2台
問題なく使えるペンが1つ
使えないペンが1つ
という状況になりました。……あれ?ペンだけ別に購入すれば2台持ちになるんじゃね??
もうこの時点でメールフォームの返信が遅い件とか全く気にならなくなりました。
いやホント、申し訳ないやら嬉しいやら複雑な気持ちが入り乱れてます。
が、ここで言えることはただ1つ。
これからもちゃんとBamboo Sparkを大切に使おう。
おそらくこういった対応はデフォルトではないと思います。くれぐれも故意に破損させて余分に製品を貰おうなどと行動に移されないよう、ご留意頂ければ幸いでございます。