よりぶろ

アプリのUIとかについて書いてく予定

音楽はずるい

他人との会話において、おすすめの何かしらを教授してもらうというシチュエーションがある。

それは相手を理解したり、あるいは自分を理解してもらうための糸口になるものだ。

趣味が一致していれば深い話ができるかもしれないが(あの山は良い、とか、あのレンズは良い、とかそういう感じだ)、それよりも一段前になると、もう少し対象は抽象的になる。つまり、おすすめの本はありますか、とか、おすすめの映画はありますか、おすすめの音楽はありますか、漫画は、アニメは、といった具合だ。

そんな時、ふと、音楽はずるいなーと思ってしまう(ちなみにずるいという意味の裏にあるのは羨ましさで、ネガティブなものではない)。

 

だって、映画は1時間40分とかだし、漫画は1冊20分(連載の場合は✕巻数)、アニメは1クールだったとしても6時間近く必要になる。小説も2〜3時間とかだ。

それに比べると、音楽の3分とか4分はとても短い。のに、その音楽の世界観は真正面から受け止めることができる。認識ができる。しかも安い。iTunesで1曲買うのに必要なのは250円とかなのである。価格帯が近いものだと文庫とかになるのだろうか(それでも倍はするが)。

もちろん、粒度や方向性、目的などによってコンテンツのそれぞれは違うから単純比較はできないけれども、いやしかし音楽と同じくらい受け手との理解の距離が近いのは、詩とか俳句くらいな気がする。もちろんショートフィルムや1話完結の漫画などもありますけれども。

あと、ある程度長さがフォーマット化されているのも面白いなあと感じる。それで言うと映画や本にもあるのか。でも、すっごく長い音楽ってあまり世に無いのは不思議だなーと思う。フォーマットってどうやって定まっていくんでしょうかね。不思議。

 

僕は音楽に対して、周りよりものめり込み具合が弱いので、自分のパーソナリティを知ってもらうためにおすすめできるのがアニメや漫画、映画で止まっているのがちょっぴり悔しい。ちなみにどうでもいいけど、つい最近自分の好きな音楽の方向性にジャンル名があるのを知った。フォークトロニカ、と言うらしい。(違ってたら申し訳ないのだけど)haruka nakamuraとか.queとか小瀬村晶とか。フォークトロニカ、素敵な言葉だと思う。音楽も素敵な作品が多いので、おすすめです(あ、おすすめできたぞ)。

光

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Light Dance

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Hope

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