UI Design Advent Calendar #3 『さまざまなOSのデザインガイドラインまとめ』
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3日目にして早くもネタ切れ臭のするタイトルがやってきました。
まあガイドラインは読み物としても面白いので、まだ読んだことない、という方はこの機会にぜひ読んでみてください。
言わずもがなのiOSです。
iOS 7に対応したヒューマンインターフェイスガイドライン、通称HIGもちゃんと日本語化しています。
iOS 7とは何ぞや的なことが最初に追記されているので、まずはそこを読んでみるといいのかなと思います。
こちらも有名ですね。最近4.4の項目が追加されました。
ブランドについてとか、NavigationDrawerについてあたりですかね。
ひとつ前のバージョンですが、日本語に訳されている方がいらっしゃいますので、英語苦手な方はこちらを。
Android デザインを訳してみた - Firespeed
相変わらず見る気を削がれるデザインです笑
基本原則とかはすっ飛ばしてもいいや、という方にはデザインライブラリがおすすめです。
実は8.1になってガイドラインのページが少し新しくなりました。内容が全体的に変わった項目(例:モダンデザインについて)もあれば、全く変わってないものもあります。
オススメは、機能・デザインについての解説が見れるUXガイドライン、アイデアブック、ギャラリーです。
日本でも少しずつ知名度が増してきたFxOSのガイドラインは、上記の他にmozilla Style guideというページにも存在しています。
後者のほうがシンプルにまとめられていて読みやすいですね。もっと深く知りたい方は、1つ目のガイドラインを読んでみるといいんじゃないかと思います。
ちなみに、FxOSにもちゃんと独自のシステムフォントが用意されています。FF Metaをベースとしているらしく、なかなかマニアックなフォントです。
自由にダウンロードして使えるFirefox OSのオープンソースフォント“Fira Sans” - フォントブログ
残念ながら日本では未発売のBB10ですが、さすがにガイドラインはしっかりしています。
プロトタイピングについての項目があるのが面白いですね。BB 10、個人的に大好きなので日本でも発売してほしいんですけどねぇ。。
まだまだ開発者は少なそうなTizenですが、ちゃんと日本語のガイドラインが存在しています。
日本語で書かれているガイドラインは他にiOSとWindowsくらいですので、読み比べてみるのも面白いです。
(久しぶりに覗いたらいくつかのページのリンクが無効になってた。。)
ちょっとマニアックですが、かつてMeeGoと呼ばれたOSをもとにしたのがSailfish OSです。最近、やっとこさこいつを搭載した端末が出るというニュースがありましたね。
ああ、そういえばこの頃に出すって言ってたね…と、もはや記憶の彼方の存在ではありますが、知っておいて損はないと思います。
ただ、悲しいかなガイドラインとしての情報量は少なめです。
これまたマニアックですが、Nokiaが出している低価格ラインの端末「Asha」シリーズのデザインガイドラインです。
ちなみにAsha 501という機種を以前レビューしました。
サイドメニューを見る通り、かなり気合が入っていることが伺えます。改めて読みなおしてみたけど、濃いな…!
Asha、実際に触ってみるとそんじょそこらのOSよりよっぽど使いやすいので、これもぜひ日本で…!端末ポップで可愛いから、若年層や女性にはウケると思うんだよなあ。
Google Glassにも、すでにデザインガイドラインは存在しています。
例えばカードのレイアウトについてだったり、設計パターンについての記述があります。
手元に来るにはもうちょっと未来のデバイスですが、ガイドラインを先に読んでおくことで先行して妄想ができます。
というわけで、苦し紛れに色んなガイドラインをまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。意外と知らないOSも入っていたんじゃないですかね。
まあ普段使うのってiPhoneとAndroidくらいだし、モバイルOSの設計原則なんて大抵似たり寄ったりではあるので、別に全部読破する必要もありませんが、やはり読んでみると面白いです。
特にGoogle Glassなんかは、これから来るデバイスですので、予習と勉強を兼ねて読んでみると良いと思います!