スマホアプリデザイナーひとりAdvent Calendar #12 /Android/ USA TODAYがHoloに対応
今日はhtc 8Xが届いたのでWindows Phoneの話でも書こうと思ったのですが、タイミングよくAndroid版のUSA TODAYがメジャーアップデートしてHoloに対応したデザインに変わったので、これまでのデザインと見比べてみようと思います。
USA TODAYとは
知らない方のため説明すると、USA TODAYはアメリカの大衆紙です。
このUSA TODAY、明日はもっと大きく取り上げようと考えているのですが、各プラットフォームごとに最適化されてる数少ないアプリです(と、Holoに対応した今なら言える)。
iPhone、Android、Windows Phone、iPad、Windows 8とひと通り対応しています。
TOP画面
さっそく見ていきましょう。これまでは上図のように、起動時から全ての項目にアクセスできるレイアウトとなっていました。
他カテゴリへ遷移するヘッダの高さが狭く、ユーザビリティが高いとは言えません。
Holo版ではまず最初にTop Storiesを表示します。旧版にはなかった、大きなサムネイルを使ってまず何に注目すればよいかを促しています。旧版と同様に天気予報も表示されています。
各カテゴリへはActionBar上のロゴをタップしてメニューを出して選びます。
記事詳細
旧版では小さな写真、のっぺりしたレイアウトでした。
また旧版では写真をタップしても小さなポップアップにとどまっています。
Holo版では大きな写真、メリハリのあるレイアウトがとられています。
また写真も画面一杯に表示され、横向きにも対応しています。
スコア
旧版では「Scores」タブをタップして表示します。はじめにNFLのスコアが表示されます。
Holo版ではメニューの「SPORTS」から遷移します。またメニューの中にすでに各ジャンルへのリンクが表示されています。
最初から全部見せている旧版に対し、Holo版では「このアプリのメインコンテンツはニュースであり、必ずしも全ての人がスコア(或いは天気、写真、世論調査)を見たいわけではない」というスタンスのように思えます。
写真
旧版では各ヘッダをタップすることでサムネイルを表示していました(画像はレイアウト崩れが起きています)。
Holo版ではスライドメニューから各カテゴリの写真へ遷移します。最初から全画面表示となっており、フリックで切り替えが可能です。また、下にはサムネイルが横一列に並んでいるため、他の写真へ素早く移動できます。
天気、世論調査
旧版では天気、世論調査も大体似たレイアウトです。
Holo版も同様に、他のページのように最初から詳細を見せ、画面の幅一杯にイメージを表示しています。
(ただ、旧版は解像度の低い端末で見ると、おそらく幅一杯にイメージが表示されます)
というわけで、以上簡単な比較でした。
最初から全ての情報(自分が興味ないものも含めて)にアクセスできる旧版、自分が今見たい情報だけにアクセスできるHolo版、どちらがお好みだったでしょうか。
ちなみにHolo版は、やはりまだ浸透しきれてないレイアウトのためか、
こんな感じに、初回起動時のみガイドを出していました。
明日はこのUSA TODAYを題材に、iPhone、Android、Windows PhoneのUI / UXの違いのお話を書けたらなと思います。