よりぶろ

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最近買ったレンズとかカメラの話

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ここ1,2ヶ月でレンズやカメラを購入する機会がありました。

 

まずは上の写真でM4-Pに付けているCOLOR SKOPAR 50mm F2.5。

もともとはLマウント用のレンズでしたが、LMマウントリングを噛ませて使っています。

M4-Pを買った時に「こいつは軽量主義を貫こう」と決心して

・軽量(200gくらいが好ましい)

・画角は50mm(35mmだと広く感じる)

F値は暗くても構わない(基本日中しか使わないので)

を条件に探してみたものの、現行でこの条件に合うレンズがなく、仕方なしに昔のレンズまで範囲を広げてみたところ、条件ジャストなこれを見つけました。

しかし、人気のレンズなのかなかなかオークションにも流れておらず、あったとしてもそこそこいいお値段(それでも安いけど)ばかりで、それこそ2ヶ月くらいは粘ってチャンスを待ちました(途中2回くらい買い逃した)。

運良く状態の良いものを1ヶ月前に見つけ、無事購入。しかしここからも一苦労あって、予め買っておいたKIPONのマウントリングを噛まして付けてみるとカチッとハマらない…仕様なのかなと思いましたが、レンズを回せば外せる状態のままなのでこれはおかしいと思い問い合わせてみると不良品でした。

しかしLMリングはコシナの純正がすでにディスコン、他に良いものがあるのか…とこれまた探してみたところ、日本製のレイクォールを見つけました。


Amazon.co.jp: Rayqual 国産レンズマウントアダプタ leica LMリング50-75 無限ロックレバー付レンズ対応(半欠きタイプ) LM50-75L: カメラ・ビデオ

 

なんだー最初からこれ買っておけばよかったじゃーんと購入。ぴったりハマる正確なリングでした。

あとレイクォールを展開している宮本製作所、僕が通っていた中学校のめっちゃ近くでした。なんだか不思議な縁を感じます。

 

もう1本、M4-Pの横にあるのがMINOLTA M-ROKKOR 90mm F4。

ライツミノルタ CL用ではなく、ミノルタCLE用ですね。

50mmに続き、軽量主義に則って望遠レンズを探していたところ、自分の望むレンズその通りだったので、これもオークションなどで粘って購入。

広角よりも望遠が好きな人間なので重宝しています。あとピントリングの粘りとか絞りのクリック感が気持ちいい。50mmのほうは少しクリック感がスカスカしてるので。

 

そして、最近買ったカメラというのがこちら。

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なんというか、すごく物々しい雰囲気のあるカメラです。

カメラの名前は「Exakta Varex IIb(エクサクタ バレックス ツービー)」。

調べるとエクサクタだったりエキザクタだったりエクザクタだったり表記が揺れててどれが正解に近いのかわかりませんが、とりあえずエクサクタで(でもエキザクタが一番かっこいいと思う)。

このカメラについては、わざわざ書くよりも下記の記事をご覧頂いたほうが楽しめると思います。


元祖一眼レフ Ihagee Exakta Varex IIa : Xylocopal's Photolog

 

約50年ほど前に製造されたカメラですが、とても状態が良く、レンズも付いて3万もしなかったのでつい手元に……

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独特のフォルムは、今見ると返って新鮮に映ります。この金属感は今のデジカメには出せないですね〜。

 

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このカメラの面白いところは色々ある…というかほぼ全てだと思うのですが、僕が買った主な理由としては

・ファインダーが交換でき、購入したモデルはウェストレベル(上から覗くファインダー)が付いていた 

インターフェイスが左に集中しているカメラである

の2つです。

 

上の写真を見るとわかるように、二眼レフのように上からファインダーを覗きこんで撮影を行います。

普段はアイレベルで撮っていますが、ウェストレベルにはウェストレベルの魅力があります。覗いていて楽しい。

 

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そして、このカメラの何より面白い特徴が、インターフェイスが左に集中していること。

フィルムの巻き上げレバーやシャッターボタン、シャッタースピードの変更、フィルムの残枚数確認など、そのほとんどが左に配されています。右にあるのはバルブ / タイマー撮影する用のダイアルくらい。

左利きの自分にとって、実はこのカメラの存在は4,5年くらい前から認識していました。大学のモノの歴史を調べる、という課題でカメラを選んで、その時に知ったと記憶しています。なのでいつかは自分の手で触って使って、実感をしたかったカメラだったりします。デザイナーとしてもそれは気になるトコロ。

さてじゃあその使い勝手はどうだったのよという話なのですが…

今のところ使いにくい!笑

使いにくさを感じる原因は2つあって、ひとつはこれまで右にインターフェイスがある普通のカメラを使い慣れていること、もうひとつは巻き上げレバーの回転角がほぼ一回転に近いこと。指が疲れる&ストラップに引っかかる。


Ihagee EXAKTA Varex 2b エキザクタ Pancolar 50mm F2 パンカラー - YouTube

↑の動画の1分あたりから見れます

 

ただ、それらの欠点を補えるほど、使っていて楽しい機械です。手で実感できるってズルいなあと思います。

ちなみにシャッター音がけっこうデカいのですが、大学の後輩たちに見せてみたところ、みんな好感触だったのに驚きました(撮られてる〜!って感じがしてテンション上がるらしい)。普段スナップしか撮らない自分にはライカのような小さなシャッター音が好みだったので、良い気付きを得られました。

 

 

そんなこんなで気が付けばこの2ヶ月で新たにマウントが2つ増えていたので、しばらくは物欲を抑えることに注力しなければ…!

撮った写真はこれから現像に出すので、スキャンが終わったらまた記事にしたいと思います。