よりぶろ

アプリのUIとかについて書いてく予定

ライカ

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そうそう買うことはないだろうなと思っていたけど、色んなタイミングが重なって一台のライカが手元に届いた。

Leica M4-P Black。

M4-Pと言えばライカの中では割と不運な機体で、主にドイツ製でないとか、前面の赤丸がダサいなんていうのが原因だったりする。

ただこちらとしては別にライカ信者ではないし、ドイツは好きだけど拘るかって言うとそれもまた違うし、M3気になるけどさすがに10万越えるのは…というわけで、状態の割に価格の安いM4-Pを購入した。

前のオーナーさんが大切に扱っていたのか、はたまたコレクション品だったのか、価格に対してコンディションは良好。

 

なぜライカを選んだか。

もともとはコシナBessa R2Mというレンジファインダー機を使っている(安くて性能も良いのでオススメです)ので、別にRFが欲しいからと言う理由ではありません。

ちょっとこじつけだけど、自分は普段ディスプレイの中のUIデザインをしていて、職業としてもUIデザイナーと名乗らせて頂いています。仕事がデジタルな分、身の回りの品はできるだけアナログにして、アナログのユーザーインターフェイスと触れ合う時間をちゃんと作ろうというモットーを、密かに前々から持っていました。

今回はたまたまカメラにその出番が回ってきたわけですね。R2Mももちろん良いカメラなのですが、せっかくの機会なのでライカにトライしてみよう、そんな感じです。

 

正直、なんでライカがこんなに支持されているかが分からなかったのですが、実際に持ってみて「さすがやな」と瞬間瞬間に感じます。

初めて持った(正確には中古カメラ屋で触った経験あり)のに、まるで今日まで使い込んでいたかのように手に馴染む曲面。

余計なものも、足りないものもない要素と配置。

「コトッ」と静かに切れるシャッター。

レンズによって自動的に切り替わるブライトフレーム。

細かいところを見れば露出計がないとかフィルムの装填が面倒だとかシャッタースピードが1/1000までしかないとかあるかもしれませんが、写真を撮るための必要最低限の要素を組み合わせた原型とも言えるのかな、と思いました。

 

とりあえず死蔵にだけはならないように、R2Mともどもガシガシ使い倒していきます。

 

そういえば写真整理をしていたら、ほぼ7年前のこの時期に人生初RFのR3Aを買っていたようです。

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残念ながら絞り優先を備えたR3Aはディスコンになってしまい、これもすでに手元にありませんが、フルマニュアル機のR3Mは新品で買えるのでRFに興味のある方はぜひ検討候補に入れてみてください。